PDA 検出器のフローセルの交換

PDA 検出器のフローセルの交換
Topic LCI-USG-0213, 最終更新日 11/21/2024

システムエラーを防ぐために、PDA 検出器のフローセルに汚れ、汚染、または詰まりが見られる場合は交換してください。

関連項目: Controlling Contamination in LC/MS Systems(『LC/MS システムにおける汚染の管理』)(715001307JA)

必要なツールおよび材料

  • 耐薬品性のパウダーフリー手袋
  • 1/4 インチのマイナスドライバー
  • HPLC グレードのメタノール
  • HPLC グレードの水
  • 交換用フローセル

PDA 検出器のフローセルを交換するには:

注:
  • フローセルの汚染を防ぐため、フローセルの取り扱い、取り外し、交換の際は、清潔で耐薬品性のあるパウダーフリーの手袋を着用してください。
  • フローセルの損傷を防ぐため、取り扱いには注意してください。フローセルを分解しないでください。
  1. PDA 検出器のドアの右端をゆっくり引いて、手前にドアを開きます。
  2. PDA 検出器のインレットとアウトレットのチューブの接続を外します。
    1: フローセルの配置(PDA 検出器のドアが開いた状態)
    アウトレットチューブ
    フローセルアセンブリー
    インレットチューブ
    フローセルハンドル
    つまみ付きねじ (3)
  3. フローセルを取り外し、フラッシュ洗浄してから保管します。
    1. ドライバーを使用して、フローセルアセンブリーの前面プレートにある 3 本のつまみ付きねじを緩めます。
    2. フローセルのハンドルを握ってアセンブリーをゆっくりと手前に引き出して、フローセルを取り外します。
    3. 保管する前に、古いフローセルをフラッシュ洗浄することを Waters は推奨しています。使用していたサンプルおよび移動相に適合する溶媒を選択します。バッファーを使用していた場合は、HPLC グレードの水 10 mL でセルをフラッシュ洗浄した後、メタノールなどの表面張力の弱い溶媒 10 mL でフラッシュ洗浄します。
      必要条件: 使用する溶媒と以前使用した移動相が混和するか確認してください。
  4. 新しいフローセルを開梱して点検し、フローセルの種類がアプリケーションに適していることを確認します。
    注: フローセルを交換する際は、フローセルインレットチューブを、新しいフローセルに付属するチューブと交換します。
  5. 新しいフローセルを取り付けます。
    1. フローセルアセンブリーを開口部の正面に合わせて、(セルのフランジ前面の裏側にある)位置合わせソケット 2 つがセルコンパートメントのピンにはまるようにゆっくりと挿入します。
      ヒント: セルを挿入する際、ドリップトレイは、コンパートメントのピンとセルのフランジのソケットの位置合わせが適切にできるようにサポートします。
      2: PDA 検出器のフローセルアセンブリーの取り付け
      つまみ付きねじ (3)
      コンパートメントの位置合わせピン (2)
    2. フローセルを挿入し続け、3 本のつまみ付きねじをバルクヘッドの穴に合わせます。
      3: 検出器のフローセルアセンブリーの位置合わせ
      セルのフランジの位置合わせソケット (2)
      つまみ付きねじ (3)
    3. つまみ付きねじを手で締め付けてから、ドライバーを使用してねじが固定されていることを確認します。
  6. インレットチューブをメインカラムの接続部およびフローセルインレットに接続し、アウトレットチューブをフローセルアウトレットに接続します。
  7. フローセルが脱気された透明な溶媒(アセトニトリルまたは水)で満たされており、気泡がないことを確認します。
  8. システムの電源を切ってから入れ直します。
  9. システムの電源を入れた後、タッチスクリーンで、保守 > キャリブレーションの検証をタップします。
    注: 検証に失敗した場合は、トラブルシューティングを行い、検証を再試行します。検証の失敗が続く場合は、エルビウムキャリブレーションを実行します。 エルビウムキャリブレーション を参照してください。

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