検出器を連続的に運転する場合、Waters は週に 1 度波長の検証を行うことを推奨します。
PDA 検出器のキャリブレーションは、重水素ランプからの 2 つのスペクトルピークと内蔵されたエルビウムフィルターからの 3 つの吸光度ピークを使用して検証されます。検出器を起動すると、これらのピークの位置を、検出器のメモリに保存されているキャリブレーションデータに基づく予想波長と比較することによって、キャリブレーションの検証が実行されます。この検証結果が保存されているキャリブレーションデータと 1.0 nm 以上異なる場合、検出器は「波長検証失敗」のメッセージを表示します。
波長の検証では通常、シグナルがセンサーに送信されることを確認するために、フローセルを通る清浄な光路が必要です。フローセルがしばらくアイドル状態であった場合、気泡や汚染物質が存在し、光路が遮られて、波長の検証が妨げられることがあります。安全上の理由から、装置の起動時に送液は開始されません。起動時に波長の検証に失敗した場合、フローセルをフラッシュ洗浄し、流量を平衡化した状態で検証ワークフローを再実行することを推奨します。
その後の検証に失敗した場合には、PDA を再キャリブレーションできます。再キャリブレーションにより、以前のキャリブレーションで実行したスペクトルのライブラリー照合およびピーク純度分析が無効になる場合があることに注意してください。
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人身傷害のリスクを回避し、ラボの装置の損傷を防ぐために、必ず該当する操作および安全性に関する情報、組織の標準操作手順、地域の規制に従ってウォーターズ製品を操作してください。